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上質な空の旅を求めて試行錯誤

日台線ビジネスクラス選手権

Yでも案外耐えられる?

 またしても次回予告をガン無視して別内容の記事を書いてしまいました。さて、沖縄や石垣とあまり変わらない(?)距離にある台湾ですが、いざ行くとなった時にビジネスクラスを選択するには若干躊躇してしまいます。羽田~那覇線はJALなら国内線ファーストクラス、ANAならプレミアムクラスに乗れば快適で効率よくFOP/PPを回収できるのはここをご覧になっている方なら常識です。しかし貧乏性の僕の場合、基本的にはFを狙うものの心のどこかでは那覇や石垣線程度の距離ならクラスJ でガマン出来ないこともないな、と思ってしまうのです。去る6月、キャセイパシフィック航空CX450/451便で2泊3日台湾弾丸旅行に行きましたが、Yでも案外しんどくなかった記憶があります。機内食もエンタメもあるから退屈しませんし。

 

 しかしながら、プレミアムシートへの執念がなくなったわけではありませんので、日台線のビジネスクラスで一番乗り得な機材はどれかを調べてみることにしました。OneWorldJAL、Cathay Pacific、Star Arriance:ANA、EVA AIRSKYTEAM:China Airline、Deltaです。

 

 余談:機内にて

 僕は国際線に乗ると隣席の乗客に話しかけられて仲良くなることがしばしばあります。台湾行きの機内では、隣席の母娘と仲良くなって、桃園空港では母娘の荷物が乗ったトロリーを僕が押して歩いていたり、空港から台北市内へのバス代をおごってもらったりという謎の交流がありました。CXビジネスクラスでタイに行ったときは、復路の機内で隣席の英国婦人に機内食のそばをもらったりしましたし。どうやら僕は何かと話しかけやすい印象を抱かれているようです(笑)。

 

DL166/167:TPE~NRT

 話が逸れてしまいました。僕は日台線ビジネスクラスで最も質が高いのはDelta Oneだと思います。ヘリンボーンのフルフラットシートが台湾発券で約65,000円です。以遠権路線ということもあり、値段も申し分ない感じです。ちなみに、これをデルタスカイマイル特典航空券で発券すると確か120,000マイル必要で「アホくさ!」と思った記憶があります(笑)。

 

 ただ、このフライトの問題はラウンジがイマイチなところかなあと思います。台湾に拠点を持つチャイナエアラインスカイチームのラウンジを提供していますが、キャセイのラウンジに慣れてしまった身としては、ここで休まるかどうかは正直怪しいところです。同じスカイチームチャイナエアラインビジネスクラスは安いですが、座席はキャセイのそれとあまり変わらず、航空会社自体の安全率もあいまって僕の中ではキャセイの圧勝です。

 

対抗馬不在…?

 OneWorldで探してみると、JAL Shell Flat Neoが約73,000円。キャセイ成田~台湾線のビジネスクラスは777-300の新リージョナル(ライフラットですらない)だったので、高い金を払ってまで狙うシートではないと思います(韓国発券セブ行きCXビジネスクラスが約86,000円で買える。しかも長距離用フルフラット機材がある)。マルコポーロに軸足を置いている方なら…といったところでしょうか。台湾発券で約67,000円。

 

 Star Arrianceで調べたところ、EVA AIRが台湾発券でも約82,000円と思ったより高価で残念だったことと、ANAが約65,000円と健闘したものの、これがブッキンググラスPの呪いにより積算マイル数が0.7×1.5=1.05倍になってしまい、ANA Business Cradleは国際線においては積極的に選びに行くほどの機材でもないので(国内線なら話は別)あまり惹かれません。ただし「JAL/ANA上級会員修行でHND~OKA線を追加する」という場合は話が変わります。その場合は迷わずにJAL/ANAの圧勝です。これに関しては説明不要ですね(言わずと知れた国際線国内区間です)。

 

2017/02/14追記:CIのA350-900とB777-300ER

 上で「ヘリンボーン・フルフラット」と書きましたが、他にもありました。そして今一番ホットな話題かもしれません。チャイナエアラインA350-900関空就航と不定期投入されるB777-300ERは最新のリバースヘリンボーン型フルフラットシートで、これらをうまく選んで発見すれば約8万円…うーん、「最新型に手軽に乗る」という意味では良いかもしれませんが、もう一声ほしいところですかね?

 

次回予告

 やはりJGPカードは前の住所に発送済みだったそうです。そしてまた、次回予告通りの記事ができるかどうかわかりません(笑)。