カテゴリをどう表現すべきか迷う
現在、出張の関係で九州・博多に滞在しています。僕はホテルに宿泊する際はマリオット系列(SPG)に固める、というのをやっており、現在もいそいそと宿泊実績を積み立てていたりするのですが(先日、JALマイルで発券したエミレーツ航空ビジネスクラスで欧州周遊に行ってきましたが、ホテルは可能な限りマリオット系に寄せました。別記事にて詳述します)、残念ながら九州にはマリオット系列のホテルがありません。それなら無駄な出費を減らす方向で行きましょう、と思い、Expediaで安いホテルを探索していたのですが、今回僕が利用したのは従来のビジネスホテルやカプセルホテルから一線を画する新感覚宿泊施設です。その名もFIRST CABIN、ご紹介したいと思います。
初めて使ったのは羽田空港国内線第1ターミナル店でした。この宿泊施設、機内をイメージして客室のことを「キャビン」と呼んでいます。キャビンクラスは、ベッド1台分のスペース、コンパクトでありながら天井高は確保されており圧迫感がなく、費用も抑えめの「ビジネスクラスキャビン」、広さがビジネスクラスキャビンの約1.5倍、サイドテーブルもついて通常のビジネスホテルのベッドルームと比べても遜色ない「ファーストクラスキャビン」がメインです。
一部のホテルには更に廉価版で、カプセルホテルと同様の構成なっている「プレミアムエコノミークラスキャビン」と、施錠ができる個室型の高級志向「プレミアムクラスキャビン」が用意されています。
従来にない個性的な構造とインテリア
大きな特徴として、これらの部屋は開口部全体をカバーするカーテンで廊下と仕切られており、施錠ができません。貴重品の管理が心配になるところですが、鍵付きのセキュリティボックスが各キャビンに設置されているので安心です。また、無料Wi-Fiは当然として、ラウンジ(一部拠点ではPC設置あり)、共同浴場やランドリー、自動販売機、ズボンプレス、各キャビンにイヤホン付きテレビが併設されている点も特筆に値します。また、日中に休憩で何時間か滞在する、というプランもあるので、パソコンを持ち込んでネットカフェ代わりにも良いかも知れません。
ただ前述の通り、部屋はカーテンで仕切られているため、音を出すことが非常に憚られる宿泊施設であり、そういう点では非常に周囲の環境に気を使う必要があります(テレビを視聴するときもイヤホンの利用が前提)。カバンの蓋がマジックテープだとちょっと申し訳ない気分になるかも知れません。
ベッド幅は最低でも1.2m確保されており、そのへんの安ビジネスホテルのシングルベッドよりも快適で、寝間着、アメニティも用意されています。入り口カーテンの裏にテレビがあり、ちょうど寝転がりながら見ることができるように適切な角度で設置されています。おつまみと缶チューハイを持ち込んだら、誰にも邪魔されずに思い切りぐーたらできますよ(お菓子の袋の音には要注意ですが…)。
修行僧におすすめの羽田空港国内線T1店
僕はいつぞや、羽田空港国内線第1ターミナル店を修行の合間に利用したことがあります。最終で羽田に帰着し、次の日の早朝始発で移動する、というときにトランジットホテル代わりに利用しました。風呂で汗を流したあと、缶チューハイを飲みながら明日の搭乗に想いを馳せつつ、ラジオでジェットストリームを聞きながら寝落ちする…完璧じゃないですか!←
ただし、羽田空港店は人気がありすぎるため、当日飛び込みでの利用は極めて難しいです。1週間前の予約でやっと空いているかどうか…というくらいです。ご計画の際はなるべく早めに予約しておくことをおすすめします。
みなさんも、ぜひお試しになってみてはいかがでしょうか。
※余談ですが、マリオット系列以外で個人的に気になっているホテルといえば、remm系列ですね。こちらも、宿泊する機会があればレポートしたいと思います。