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上質な空の旅を求めて試行錯誤

友人とのセブ島旅行が頓挫した Part.1 第1話

現地合流弾丸セブ旅行企画

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 ある日のことです。名古屋在住の友人(僕は東京在住)と「海外行きてえなあ!」と騒いでいたところ、海の日の連休に年休をくっつければ行ける!ということが判明しまして、「じゃあ行くか!」ということで現地集合・現地解散でセブ島に行く、という計画が動き出しました。僕も早い段階で航空券の予約手続きを始めたのですが、修行も絡めたい、という邪な思いも芽生えて来ました。マニラの空港は乗り換えが面倒だし何かと物騒だという後輩のコメントもあり、マニラを経由せずにセブ島に行く方向はないものかと考えてみた結果、アレの存在を思い出しました。

 

  そう、キャセイパシフィック航空です。

 

 2016年3月のタイ旅行の際にビジネスクラスに搭乗してからというもの、その快適さにやられてしまいました。ご飯はおいしい、座席は快適、それにCAさんがすごくフランクでキャラが濃く、話してて楽しいんですよね。そんな愉快な旅の思い出を振り返りながら、何とか格安でビジネスクラスに搭乗できないものか、そして香港のラウンジに立ち寄れないものかと考えた結果、以下のようなプランになりました。

 

 往路
  羽田から一旦那覇へ向かい、その後沖縄発羽田経由金浦行きでソウルへ移動し1泊。翌朝仁川からキャセイパシフィック航空ビジネスクラスで香港を経由しセブ・マクタン空港へ。夜着 

 復路
  セブ・マクタン空港を夕刻に出発し、深夜に香港着。深夜発の仁川行きで早朝に仁川着。金浦に移動し羽田〜那覇〜羽田の復路切符を消化する

 

 仁川〜香港〜セブ間は韓国発券だと8万円前後でした。4レグの行程のうち3レグがフルフラットビジネスクラスであることを考えれば安過ぎる気もします。OKA-GMP経由の部分が修行成分丸出しですが、セブ島での観光体験が修行感を払拭してくれることでしょう。もっとも、ビジネスクラスに搭乗しておいて修行も何もあったもんじゃない、と言われてしまえばそこまでですけれど。ともあれ、久々の大型旅行企画でもあり、旅程を終えればJGC Premiereに到達することもあって大変心待ちにしておりました。

 

…あの日までは。

 


親族の危篤の報せ

 不意になった電話に出てみると、入院していた親族の病状が思わしくないとのことで、長期(?)で海外に滞在する今回の旅行をキャンセルするよう要請がありました。千載一遇のチャンスだったというのに、この展開は不運と言わざるを得ません。泣く泣くセブ島行きの航空券をキャンセルすることにしました。

 


キャンセルしない?できない?

 ここで獲得できなかったFOPはいずれ本年中のどこかで挽回しなくてはなりません。これに関しては別記事にて改めて記載することとして、今回はこのキャンセルについてのお話です。

 

 さて、キャセイパシフィックの予約センターに電話して航空券の取り消しをしようとしたのですが、ふとこんな思いがよぎります。

 

 「キャンセルだと取消手数料が掛かって損をするだけだな」
 「そもそも僕が購入したのはブッキングクラスIのチケットだから任意で変更できるんじゃないだろうか」
 「旅程をまるまる先送りできるんじゃないだろうか」

 

 有効期限の考慮も必要でしょうが、まずは確認です。日本の予約センターに連絡して聞いてみたところ…

 

 CX「お客様のチケットはルール上無料で変更できますが、航空券の変更は出発地の予約センターか香港のグローバルコンタクトセンターでのみ承っておりまして、日本の予約センターではお客様のチケットを操作する権限がないのです」
 僕「そのデスクに日本語が通じる人は…?」
 CX「多分いないかと…」
 僕「マジすか(゚Д゚)」

 

 正直、想定外でした。海外発券にウイークポイントがあるとすればこう言ったところでしょう。国際電話でチケットの変更について英語か中国語か韓国語でやりとりをしないといけないという状況になってしまったのです。日本の予約センターのお姉さんにIクラスチケットのルールについてあらかじめ一通り教えてもらうことにしました。

 

 変更するにも、変更可能な日程にある程度条件があるとのこと。おそらく、購入価格が同一の期間ならば変更可能、ということなのでしょう。つまり安価なシーズンの時に購入したチケットを高価なシーズンのフライトに変更することは出来ない、ということですね。後から考えてみれば当たり前のような気もします。8月の半ば、10月2日、12月の上旬であれば変更できるとのことだったので、12月に繰り下げることにしました。さらに、香港〜セブ間は毎日運航ではありません。復路の変更に関しては出発日から1か月以内で変更可能、また香港でのストップオーバーは1回だけとのこと。

 

 ともあれ、必要な情報は手に入りましたので、満を持して香港グローバルコンタクトセンターへ電話です。緊張しました。少ない語彙力でこちらの状況と要望を伝えるため、久々にスカスカの頭脳をフル回転させました。海外でのボキャ貧は多大な損害を被るリスクがありますから。

 

 結果から申し上げますと、無事変更できました。海外発券航空券の変更の仕方もある程度つかめたので、もう困ることもないでしょう。ただ、今から振り返って思うのは、自分の予約している航空券を予約番号等で呼び出してもらう際に、フォネティックコードや頭文字(例:EはEnglandのE、VはVietnamのV、と言った感じ)等、伝達方法を考えて正確に伝える工夫が必要だなあという点でした。

 


OKA-HND-GMPをどうするか

 ひと段落しましたが、これですべてが解決したわけではありません。沖縄発羽田経由金浦行ダイナミックセイバー3をどう処理するかを考えなくてはなりません。考えあぐね、一度休憩がてらgeektravellers.com様を訪れてみると、そこにはまさかの展開が。

 

geektravellers.com

 

 こんなものがあったなんて。神は僕を見捨ててはいなかったようです。僕のところに告知メールは来てなかったので対象者ではなかったのですが、サファイヤデスクに電話をして登録していただき、ビジネスセイバー3を韓国発券(約6万7千円)で購入しました。これで約6,500FOPが手に入るのですから、FOP単価的にも申し分ありません。

 

 Diamondも余裕をもって達成出来てしまいそうなので、いっそ今回のキャセイパシフィック航空ビジネスクラス航空券はマルコポーロクラブに積算してしまっても良いでしょう(JAL JGCで過日にステータスマッチしてもらいました)。そんなわけで、今夜は第1回金浦タッチを敢行します。B787のShell Flat NEO、楽しみです。

 


次回予告

 マイブームになっているキャセイパシフィック航空
 先述の通りステータスマッチでシルバーティアを取得しております。その時のやりとりについて書いてみたいと思います。