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上質な空の旅を求めて試行錯誤

出来るだけ安価で長距離ビジネスクラスに乗りたい3

発券拠点を考える(欧州編)

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 デルタスカイマイル・アメリカンエクスプレス・ゴールドカードのボーナスマイルを一通り回収したところ、近場の東南アジア諸国を往復するくらいのことは可能なマイルが手元に残りました(つまり数としては微妙)。期限がないのが長所ですが、スカイマイルは長距離ビジネスクラスの交換額が異様に高く、場合によってはマイルで特典航空券を取るほうが損、などというケースもあります。非常に使いどころが難しい、上級者向けという感じでしょうか。

 

  そこで思いついたのが、航空券を安く買える国まで片道特典航空券を発券し、自由度の高い航空券を格安で調達して、日本に「滞在」する方法です。2015年にJAL韓国発券ブッキングクラスDが韓国在住者以外発券できなくなったりするなど、ある日突然改悪されることもあるので情報に敏感でないとリスキーではあるのですが、日本でビジネスクラス航空券を発券すると異様に高い現状に鑑みれば、短期的かもしれませんが多少の労力で10万円以上安く長距離線ビジネスクラスに乗れるほうが断然お得です。日本人旅行者にとっては韓国発券がまさに金字塔ですよね。調べれば他にも発券拠点になりうる国はあるはず…という訳で、今回は発券地として最適な場所を探索してみようと思います。最初に目を付けたのは以下の国々です。

 

リスボン発券

 まず一番衝撃だったのがポルトガルリスボン:LIS)。スターアライアンスならルフトハンザ・ドイツ航空のビジネスクラスミュンヘン(MUC)またはフランクフルト(FRA)経由で約26万円(総額)。ワンワールドだとBritish Airwaysビジネスクラスでロンドン(LHR)経由・往復約29万円(総額)。便を変えればJAL SKY SUITEも選べます。スカイチームならエールフランスとKLMのビジネスクラスリスボンから成田まで往復約24万円(総額)。復路(日本を拠点に考えて2回目の行程とみると往路)でソウル発券のように韓国に行く必要がないという点でさらに好感度が上がります。中東系航空会社もなかなかの好スコアを出していますね。

 

 ちなみに、素直に東京からリスボンまでJALビジネスクラスで購入すると約49万円。20万円以上も安くなるのには驚きです。

 

ブダペスト発券

 ハンガリーの首都、ブダペスト・リスト・フェレンツ空港(BUD)。東欧のなかでも「比較的」治安が良いというこの国はと言いますと、スターアライアンス、ルフトハンザでデュッセルドルフ・ノルトライン・ヴェストファーレン(DUS)経由東京行きが約25万円。対するワンワールドBritish Airwaysではロンドン(LHR)経由で東京まで約25万円(総額)。スカイチームエールフランス・KLM)ではパリ(CDG)、アムステルダム(AMS)経由がなんと驚きの約22万円(総額)。スカイチームが多少優勢でしょうか。

 

 今度はANAで東京からブダペストまで調べてみると、約46万円。なんで日本発券ってこんなに高いんでしょうかね。

 

次回予告

 そろそろJGPステイタスカードが届くころかと思いますので、開封の儀をレポートしたいと思います。あるいは、発券拠点の話を続けるかもしれません。