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上質な空の旅を求めて試行錯誤

【Tips】初心者向け・海外発券で気をつけるべきポイントとは

もっと快適に、もっと自由に

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 僕自身、初めて海外発券したときは単発の旅行でしたし、何も考えずに勢いで購入してしまっても問題なかったのですが、継続的に発券拠点を海外に保持するとなった場合は話が変わってくることと思います。そこで今回は、事例と共に海外発券の時に気をつけるべきポイントを記述してみようと思います。馴染んでいる方にとってはアタリマエのことを書いているだけなので、間違っていたら是非指摘していただきたい(笑)。

 

  まずは目的地ないし飛行機のルートを決めます。僕はいつもベースとしてJAL JGC/ANA SFCの修行に軸足をおいて考えますが、そればかりでも面白く無いのでここは格安ビジネスクラス、という点に留意しつつ自由に考えることにしましょう。気をつけるべきポイントは大きく分けて航空券の運賃ルール発券地までの渡航手段トラブル発生時の保険、の3点です。

 

航空券の運賃ルール

 ここで考える海外発券の目的は日本で発見されているものよりも安く、そして自由度の高い航空券を手に入れ、それを自在に運用することによって旅のクオリティと柔軟性を高めることです。有効期限や変更手数料の有無ストップオーバーの可否、そういった点に配慮しなければなりません。制約条件の多いチケットの場合は、なにかトラブルがあったときのための保険も検討する必要があります。

 

 先般、海外発券北米行きのチケットを検索していたところ、台湾桃園(TPE)〜東京成田(NRT)〜バンクーバー(YVR)往復ビジネスクラス航空券が約26万円、というのがありました。しかし、この航空券が日本でストップオーバー可能かどうかというのが疑問だったので、エアカナダのカスタマーセンターに電話で問い合わせたところ「多分無理」というすっきりしない回答が返ってきてしまいました。「TPE〜NRT間はエバー航空コードシェア便なので、変更が聞くのかどうかエアカナダ側も分からない」という理由だったと思います。このように、乗り継ぎにコードシェア便が絡むとストップオーバー等、変更の可否について注釈がついてしまうことがあるので気をつけたいところです。

 

 しかし、エバー航空とエアカナダのビジネスクラスシートを30万円を下回る価格で同時に体験できるというのはなかなか高得点ですね。台湾〜成田のビジネスクラス航空券を普通に買うと8万程度するので、成田〜バンクーバーが20万円を切るというおトクなチケットです。今度やってみようかな(笑)

 

 不本意ながら予約していた航空券の変更が必要になった場合は、海外発券特有の壁があります。日本にあるカスタマーセンターに連絡を入れても、チケットを操作してくれない(あるいは出来ない)ことがあり、発券地ないし搭乗航空会社の拠点にあるグローバル予約センターに連絡を入れなくてはならないことが多いです。つまり「言語の壁」がここに立ちはだかることになります。

 

 大体の場合英語は通じるので、なんとかなると言えばなります。僕はキャセイでしたので香港に国際電話をかけて変更してもらいました。そして、変更後のスケジュールについてですが、シーズンが変わる変更は基本的に金額変更が伴うものとご理解ください。当初の購入時期がローシーズンならローシーズンが適用される期間のみで変更可能、ハイシーズンまたはフルフレックスの航空券であれば随時可能、という感じです。

 

発券地までの渡航手段

 当たり前のことを書きます(笑)。当然ながらスタート地点を海外にしたのですから、面倒でもそこまで行かなくてはなりません。方法など何でもござれですが、基本的にはマイルを利用して特典航空券を発券したり、LCCにしてみたり、ということになると思います。

 

 フライトスケジュールは余裕を持って組みましょう。よく分からないLCCの航空券を購入した挙句、よく分からない理由で遅延されて目的のフライトに間に合わなかった、などとなってしまっては目も当てられません。特に日付変更線をまたぐときなどは注意です。遅延やトラブルはある種醍醐味とも言えますが、楽しめる範囲で抑えることが肝要だと思います。乗り継ぎは計画的に。

 

 

トラブル発生時の保険

 旅行保険などの話をしているのではありません。緊急事態発生につき急遽手配した航空券をキャンセルしなくてはならない、となった場合は、手数料を取られてから返金、あるいは一部返金、ひどい場合はNon-Refundableで全額没収される可能性もあります。最初にお話した運賃ルールについて確認しておく必要がありますが、もしそれがやむを得ない理由でキャンセルする必要がある場合に備えて、キャンセル・プロテクション機能付きのクレジットカードで購入することが安全だと思います。

 

 過去、出発直前に親族の容態が急変、悪化して航空券をキャンセルする必要に迫られたことがありますが、診断書を取り寄せて送付すると全額返金されました。

 

あとは実践あるのみ

 こういったことに気をつけて、自分の旅行を自在に組み立ててみてください。皆さんのオリジナリティあふれる旅行記を早く読んでみたいものです。

 

次回予告

 今回すっ飛ばしたエティハド航空の予習記事になる予定です。JGPからのステータスマッチは成功するのか?